カクレクマノミはオレンジ色の可愛らしい海水魚で、飼育もそこまで難しくないのでペットとして人気があります。
そこで気になるのが、飼育しているカクレクマノミの性別です。
飼育しているのがオスなのかメスなのか、どうやって見分けるのでしょうか。
オスとメスの見分け方について調べてみました。
カクレクマノミの性別の不思議
カクレクマノミの性別は少し特殊で、性転換する事が出来るのです。
カクレクマノミは産まれたときに性別が決まっているのではなく、グループの中で一番大きなものがメスに性転換します。
そしてその次に大きなものがオスになり、この二匹がペアとなって繁殖を行う仕組みになっています。
そのほかのカクレクマノミは、オスでもメスでもなく繁殖を行いません。
メスのカクレクマノミがいなくなってしまったら、オスだったカクレクマノミが更に性転換してメスになり、グループの中で次に大きなものがオスに性転換して新しいペアを作ります。
オスかメスかの見分け方
オスとメスは一つのグループの中に一匹ずつしか存在しません。
水槽の中で一番大きいのがメスで、次に大きいのはオスです。
そのほかはどちらでもありません。
見分けるときは体の大きさで判断しましょう。
魚の世界ではカクレクマノミの様に性転換が出来るのは珍しくなく、キンギョハナダイ、ホンソメワケベラ、タテジマキンチャクダイ、ハネヒゲウツボなども性転換が出来る魚です。
水槽の中にオスとメスは1匹しかできない
水槽の中では何匹飼育しても一番大きなものがメスになり、次に大きなものがオスとなりペアを組みます。
メスが2匹でオスが2匹いてペアが2組いるという事はありません。
そしてペアになったオスとメスはイソギンチャクの中で一緒に暮らします。
ペア以外のカクレクマノミはペアに攻撃されてしまう可能性が高く、イソギンチャクの中にも入れてもらえません。
水槽の中では2匹のペアだけ飼育した方が良いかも知れません。
消灯後のハタゴ&カクレクマノミペア pic.twitter.com/Il231Tv66t
— まや@アクア垢(海水魚) (@BZ7gCj6nMTcXepK) 2017年4月6日
まとめ
カクレクマノミの性別の見分け方について見てみましたが、生まれた時から性別が決まっているわけでは無く、グループの中で大きいものがメス、次に大きいものがオスになることが解りました。
性転換できるという、カクレクマノミの不思議な生態も明らかになりました。
水槽で飼育するときは2匹のペアで飼うのがお勧めです。