カクレクマノミを飼育するにはまず水槽のセッティングから始まります。
水槽に器具を設置し、人工海水、サンゴ砂、ライブロックを入れて飼育の準備が揃っても、まだ水槽の中にはカクレクマノミを入れることは出来ません。
水槽の中はまだ不安定な環境なので、水槽の立ち上げをしてから入れなくてはいけません。
今回は、カクレクマノミの飼育始めの水槽の立ち上げについてみてみましょう。
また水槽のレイアウトやサイズについてのポイントも見てみましょう。
カクレクマノミの水槽の立ち上げ方
水槽の立ち上げとは水槽の中にバクテリアを住ませ、生物ろ過のサイクルを出来上がらせる目的で行います。
まずバクテリアの発生の素となるものが必要です。
市販のバクテリアの素やライブロックを水槽に入れることでバクテリアを発生させます。
ライブサンドや天然海水を利用すれば、より速い期間で立ち上げることが出来ます。
毎日餌を1日に一つまみ与え、1カ月から2カ月くらいで亜硝酸塩の数値が0で硝酸塩の数値が上がっていれば水槽が立ち上がっています。
亜硝酸濃度が0.5mg/L、アンモニア0.3ppmが検出されたら危険なので水換えを行いましょう。
カクレクマノミを入れる前に、最初に丈夫な魚から入れてみると良いでしょう。
水槽のサイズ
カクレクマノミの飼育に必要な水槽のサイズはどれくらいなのでしょうか。
出来るだけ水量が多いと水質が安定しやすいです。
ただ飼育数が少なければ水槽が大きくなくても飼育できます。
カクレクマノミを飼育できるだいたいの目安は30㎝で2匹、45㎝で4匹、60㎝で5匹です。
何匹の魚を飼育する予定なのか考えて選びましょう。
水槽のレイアウト
カクレクマノミの水槽のレイアウトは、カラフルなイソギンチャクを使って自分の好みにデザインするととても楽しいです。
ただ気を付けなければいけないのが、イソギンチャクは飼育が難しく、照明も必要になります。
またカクレクマノミとイソギンチャクには相性があるので、相性のいいイソギンチャクか確認してから水槽に入れましょう。
カクレクマノミと相性の良いイソギンチャクはハタゴイソギンチャク、センジュイソギンチャク、サンゴイソギンチャク、シライトイソギンチャクです。
特にカクレクマノミが中に入りやすいのがハタゴイソギンチャクです。
まとめ
カクレクマノミの水槽の立ち上げについてみてみました。
水槽の立ち上げは水槽に魚が住めるようになる為に生物ろ過をつくることで、時間はかかりますが大切な工程です。
また、カクレクマノミのレイアウトはイソギンチャクを入れるととても美しくなります。
イソギンチャクは初心者の方には飼育が難しくリスクがあるので、慣れてきてから飼育すると良いでしょう。