カクレクマノミといえば鮮やかなオレンジ色が印象的です。
カクレクマノミでも、個体によって色が薄かったり濃かったりと違いがあります。
また、飼育していると前より色が落ちて薄く変化する事があるようです。
色揚げによって色を濃くすることも出来るそうです。
今回はそんなカクレクマノミの色について、詳しく見てみましょう。
カクレクマノミの色が薄い個体と濃い個体
カクレクマノミでも色が薄い個体と色が濃い個体がいます。
色の濃さの違いは育った環境や餌などによって違います。
カクレクマノミは海で育った天然の方が色は濃く、ブリードは色が少し薄い傾向があります。
また、色が濃い個体の方が丈夫で、色の薄い個体の方が弱い傾向があるようです。
カクレクマノミの色が落ちて薄く変化したら
カクレクマノミの色が変化して濃くなった、又は薄くなったなどの例が良くあります。
カクレクマノミは水質、体調、照明など環境の変化で色が変化します。
ペットショップで見た時より、飼育していくうちにだんだん色が濃くなって鮮やかになってきた場合は、今までいた環境よりも良い飼育環境になって元の色に戻った可能性が有りあります。
逆にだんだん薄くなってきたときは飼育環境が良くない可能性が有るので、飼育環境を一度見直してみると良いかも知れません。
カクレクマノミの色揚げ
カクレクマノミは、与える餌を変えて色揚げする事も出来ます。
アスタキサンチンというカニやエビに含まれる色素が配合された餌があるのですが、その餌を与えると少し色が濃くなるようです。
色が白く変化したらカクレ病の可能性も
体の色が白っぽく変化した場合は、カクレ病という病気の可能性が有るので注意が必要です。
カクレ病はカクレクマノミがなりやすい病気で、初期症状で体の表面が白くなることがあります。
カクレ病になったら治療が必要です。
治療方法は、こまめに淡水浴させる、水を綺麗にするなどの方法がありますが、薬浴が効果的です。
薬浴の薬は市販で売られているので、使用量などをしっかり守って使用しましょう。
また、病気にならないように、普段から菌が繁殖しないような綺麗な環境に整えておきましょう。
まとめ
カクレクマノミの色は環境によって薄くなったり濃くなったりすることが解りました。
カクレクマノミは体調でも色が変化するので、薄くなった時は気を付けてあげましょう。
また、イソギンチャクを水槽に入れることで色が変わることもあるそうです。
飼育してみると色々な発見があるかもしれませんね。