カクレクマノミをペアで飼育していると、産卵して稚魚が孵化する事があります。
稚魚を成魚まで育てる際には、稚魚にあった育て方や餌の与え方があるようです。
カクレクマノミが産卵したら孵化する前に稚魚を育てる際に必要な道具や育て方、餌の与え方を調べておくと安心です。
カクレクマノミの稚魚を育てる際に必要な道具
カクレクマノミの稚魚が孵化する前に、稚魚を飼育する道具の用意をしておきましょう。
まず稚魚を育てるための別の水槽を用意します。
小さめのプラケース、エアポンプ、エアストーンが必要です。
カクレクマノミの稚魚は水流が苦手なので、水流がおきないようにしましょう。
他に水槽の温度を安定させる装置が必要です。
大きめの容器に水を張り、ヒーターを入れ水温を調節し、その中に水槽を入れると良いでしょう。
他に水槽の中のゴミを採るためのスポイトも用意しておきましょう。
カクレクマノミの稚魚の育て方
まず稚魚を飼育用の水槽に移す作業が必要です。
稚魚は光に集まって来る習性があるのでライトなどで水槽に光を当てて稚魚を集め、プラケースなどですくって飼育用に水槽に移します。
この時に網などですくうと稚魚を傷つけてしまう可能性があるので、使わないでください。
また、稚魚は水流に弱いのですくうときは慎重に少しずつゆっくりと行ってください。
明らかに弱っている稚魚がいたら可哀想ですが、育つことはないので間引きします。
毎日の世話は餌やり、掃除、換水です。
掃除をする時は、水流がおきないように慎重にスポイトでゴミを取り除きます。
1日2回が目安です。
減った水の補充は水温が急に変化しないように、点滴法などでゆっくりと行った方が良いでしょう。
カクレクマノミの赤ちゃん pic.twitter.com/kf1NeqBJPa
— Takuya Ikeda (@55_0629) 2016年7月5日
餌は成長に合わせて変えよう
カクレクマノミの稚魚は孵化してから0~3日目のころは、視力が低いので1日2.3回ワムシを与えます。
4~7日くらいになると視力が上がってくるので、ワムシの他に少しずつ乾燥餌を与えましょう。
8日目になると見た目もしっかりしてきます。
ワムシ、ブライン幼生、乾燥餌を与えてください。
餌を与える際は、食べ残しは水質を悪化させるので必ず綺麗に取り除くように気を付けましょう。
まとめ
カクレクマノミの稚魚は繊細なので、初めて育てるのは難しいかもしれませんが、とにかく慎重に丁寧に扱うのが大切です。
また、餌の種類も成長の段階で変えていくことがポイントです。
大きくなるまで世話が大変かもしれませんが、育っていく姿を観察するのはとても楽しいでしょう。