皆さん飼っているカクレクマノミが変な泳ぎ方をして心配になったことはありませんか?
例えば水槽の端や水面に向かってむやみやたらと上下運動したり、砂底に向かってひたすらつついたりといった行動です。
泳ぐ場所もワンパターンになってきます。
心配に思っておられる方も多いと思うので、今回はその行動に関する記事を書いていきたいと思います。
水合わせの可能性
異常な行動の原因として、水槽の水質が合っていないことが挙げられます。
ペットショップなどで購入し自宅の水槽に移してから泳ぎ回っていたら、結構危険です。
初めて飼う方はあまり泳ぎ方などをじっくり観察する人が少ないのでわかりづらいとは思いますが、カクレクマノミはすいすい泳ぎ回ったりする生き物ではありません。
ふらふらと揺蕩うように動き、時折スイッと動くような感じです。
このように水中を隠れもせずスイスイ泳ぎ回るのであればph(ペーハー)ショックの可能性が高いです。
水合わせが失敗している可能性が高いので、もといた水槽に戻してあげましょう。
海水水槽の場合は立ち会あげから安定してくるまでにかかる時間が長いので、この時の水合わせは慎重に行ってください。
やり方としては、二時間を目安に15分おきに水を入れ替えながら行うというのがあります。
病気の可能性
カクレクマノミが病気にかかって苦しんでいる可能性もあります。
可能性としてはトリコディナ、寄生虫が考えられます。
トリコディナの場合は、発症が初期段階で個体の体力に余裕がある場合は薬浴や淡水浴などをして体を清潔にしてあげるという手もあります。
寄生虫はショップの店員などに聞くとにんにくをすりおろした餌をあげると効果的という方もいらっしゃいますが、個体によってはニンニクを受け付けないものもいるので気休め程度に上げてみるくらいでいいでしょう。
普段からよくカクレクマノミを観察し、変化を見逃さないようにしましょう。
まとめ
こういった異常な行動は案外すんなり治ってしまうこともありますが、油断はしないようにしてください。
またどれほど手をかけても救えない時もあるので、ある程度の決断をする覚悟は必要だということを忘れないでください。